眠りの質を高める照明

睡眠時の環境、特に光は眠りの質に大きく関係しています。 照明の工夫次第で、眠気を妨げずに、自然な入眠を得ることができます。
今回は「眠りの質を高める」空間をつくるための照明のポイントをご紹介いたします。




①間接照明で落ち着く空間に
睡眠ホルモンである「メラトニン」という言葉をご存知でしょうか。
メラトニンは、夜に多く分泌される快眠に欠かせないホルモンです。室内が暗いほどメラトニンが分泌されます。そのため、寝る1時間くらい前には部屋の明かりを少し落としてリラックスできる環境を作ると、メラトニンが分泌され、眠りにつきやすくなると言われています。
部屋の照明は光源からの光が直接目に当たらない間接照明やフロアランプがおすすめです。


②夜は電球色で過ごしましょう
照明の光は大きく分けて3種類の色があります。青みがかった昼光色、白い色の昼白色、オレンジ色の電球色です。
青白い光は脳を覚醒させる作用があり、逆に暖かみのあるオレンジ色の光は脳をリラックスさせてくれます。
質の良い眠りにするためにも夜寝る前は電球色で過ごすことをおすすめします。


③足元に近い場所に光を置くと◎
目線よりも高い位置から光を当てたほうが、低い位置に比べて、メラトニンの分泌量が少なかったという研究結果があります。このことから、光源の位置を足元に近い場所にすることで、メラトニンが分泌され、身体がお休みモードになってくれるということがわかります。
寝室にはフットライトや背の低いフロアランプを置くのもおすすめです。