和室から洋室へのリフォームは人気の高いリフォーム工事です。
簡単な施工から部屋全体をガラリと変える施工まで、幅広いリフォーム方法があります。
今回は、和室のリフォーム内容についてポイントをご紹介します。
・畳をフローリングに張り替え
床を畳からフローリングへ変更することで、使い勝手はほぼ洋室と同じになります。
フローリングは大きく分けて、複合フローリングと単層フローリングの2種類に分類されます。単層フローリングは主に天然木の質感とぬくもりが魅力的な無垢材を使用したフローリングです。複合フローリングの方が単層フローリングよりも手頃な価格でバリエーションも豊富なため自分の好みに合わせて選ぶことができます。
畳を外してフローリングだけを敷くと断熱性が低下し足元が冷えやすくなったり、下のフロアに足音が響きやすくなる場合があるので注意が必要です。
・壁や天井を洋風に
和室を完全に洋室として完成させるには、床に加えて天井と壁のリフォームが必須です。天井は横になったとき、他の部屋から見たときに目立つため、床を洋室風にしただけでは悪目立ちしてしまうことがあります。洋室仕様の壁紙や天井にすると、一気に雰囲気も洋室に変わります。
壁紙には多くの種類があり、デザインも豊富なので、好みに合わせて選ぶことができます。汚れに強いメンテナンスを考慮したタイプや抗菌作用があるタイプ、通気性や吸放湿性壁紙などのカビや結露対策ができるタイプといった高機能なクロスも出ています。
・押し入れをクローゼットに
和室の押し入れは布団を収納するには適していますが、布団以外の物を収納するのには向いていません。押し入れからクローゼットにリフォームすれば、衣類などを収納しやすくなります。クローゼットに衣類を収納する場合は、ハンガーレールや収納ユニットなどを取り付けるのもおすすめです。
収納の位置を変えたり、ウォークインクローゼットを作成したり、間取りの変更が必要となる大規模なリフォームの場合は費用が大きくなります。
・和室ふすまから洋風引き戸・ドアに
せっかく床や壁をリフォームしてもドアが和室のふすまのままでは違和感が残ってしまいます。ふすまから洋風のドアにリフォームしましょう。ふすまからのリフォームの場合、敷居の変更だけで設置できる引き戸へのリフォームもおすすめです。