抜いても抜いても生えてくる、やっかいな雑草。「しばらく見ないうちに庭が雑草だらけになってしまった」という経験をされた方は多いのではないでしょうか。
お庭づくりやリフォームの際には、雑草の生えにくい敷材を上手に取り入れて、管理しやすいデザインにすることが大切です。
今回は、お庭の雑草対策についてご紹介します。
人工芝
人工芝とは天然芝に似せて作られたものですが、人工芝だけでは雑草対策はできません。
人工芝の下に防草シートを敷くことで、雑草が成長するために必要な日光を遮断できます。
最近では、風合いがよく再現されている人工芝も販売されているので、お手入れ簡単で緑を楽しめます。
ロールタイプやマットタイプがあるので、庭の形状や広さによって、使いやすいものを選択するとよいでしょう。
砂利
砂利を敷いて雑草対策をすることもできます。
ただ砂利を敷いただけでは、雑草はあっさりすり抜けて生えてきます。砂利の下に防草シートを敷くことで、雑草を抑えることができます。
砂利は、化粧砂利、白砂利、玉砂利などいろいろな種類があります。
中でも化粧砂利はたくさんの種類があり、ベージュ、ブラウン、ホワイト、ピンクなどいろんな種類があるので、敷石や建物の色などとトータルコーディネートすれば、庭をおしゃれにまとめることができます。
グランドカバー
人工的なものでなく自然のもので雑草対策をしたい、という方は、グランドカバーがおすすめです。
グランドカバーとは、地を這うように広がり、足元を彩る植物のこと。植物がうまく育つと、土全体を覆っていくので雑草が生えにくくなります。全く生えなくなるわけではないので、定期的にお手入れをして雑草を取り除く必要があります。
花が咲く植物を選べば、地面一面が緑と花の彩で覆われるかわいらしい光景が楽しめます。
石・タイル・レンガ
石やレンガ・タイルを貼ることにより、土に当たる光が遮断され、雑草が生えにくくなります。
和風・洋風と様々なデザインの中から選べるので、おしゃれで高級感のあるお庭になります。
レンガは経年変化により日焼けや土汚れで色調が変わってきますが、そういった変化を楽しむこともできるのも魅力です。
「雑草が生えるのは、どうしようもない」とあきらめている方も多いかもしれませんが、土に太陽の光を当てないようにすれば、雑草が生えるのを抑えることができます。
ぜひ、ご自分の庭にあった雑草対策を検討してみてください。