「サーキュレーター」とは、直線的な風で部屋の空気を循環させるための家電です。冷房や暖房と一緒に使うと、室内の空気を循環させて効果が高まるとして、注目されています。
今回は、サーキュレーターについて、利便性や注意点・各社から出ている商品をご紹介いたします。
サーキュレーターの利便性
・冷暖房の効率アップ
サーキュレーターで空気を循環させると、冷房や暖房の効果が部屋全体に行き渡ります。冷房や暖房から出た空気をより遠くに届けることができれば、効率を高めることができます。サーキュレーターを上手く活用できればエアコンなどの負荷が減るため、電気代の節約にもつながります。
・簡単で効率的に換気ができる
サーキュレーターは風力が強く、力強く風を送り出すことができるので、窓を開けて空気が外に出るようにすると効率良く換気ができます。ウイルス対策には換気が重要だといわれていますが、サーキュレーターを使えば短時間で空気の入れ替えができるため大変便利です。
・室内干しの洗濯物を早く乾かせる
梅雨時や雨の日など湿度が高くなる時に室内干しをする場合にも、サーキュレーターは活躍します。サーキュレーターの風を当てて空気の循環を良くさせることで常に空気が流れる状況を実現することができ、洗濯物が早く乾きます。除湿機と一緒に使えば、さらに早く乾かすこともできます。
サーキュレーターの注意点
・置き方に注意
置き方や位置を間違えると意味がないだけでなく、かえって電気代が高くなってしまいます。
・音が出る
サーキュレーターを寝室に置く場合、モーター音や風音が気になって熟睡できないことも。音に敏感な人は、騒音値が低いサーキュレーターを選びましょう。
サーキュレーターの置き方
・暖房を使用するときの置き方
暖かい空気は天井にたまります。サーキュレーターで暖房の効果を高めるには、冷たい空気がたまっている床に近い位置から、熱がたまっているエアコン周辺の天井に向けるのがポイントです。暖かい空気が循環することで部屋全体の温度が均一になります。
・冷房を使用するときの置き方
冷たい空気は床にたまります。人は天井よりも床に近い位置で活動するため、 上下で空気を循環させるよりも、床だけで空気を循環させるイメージで使用します。 エアコンを背にして正面に置き、ファンはまっすぐ壁に向けるのがおすすめです。 サーキュレーターで冷たい空気を押し出し、壁に跳ね返らせることで部屋全体に冷たい空気が行き渡るようになります。
各社から出ている商品
◆アイリスオーヤマ サーキュレーターアイ DC JET ~24畳
・省エネ性が高いDCモーター搭載
・より強力で静音性も高まったDCジェットサーキュレーター
◆ツインバード サーキュレーター
・風量は強・中・弱3段階切替。
・角度は水平から真上90°まで5段階角度調節
◆バルミューダ GreenFan Cirq
・15m先まで届く送風能力
・本体のボタンはもちろん、リモコンからも操作できます